エゼキエル書 20:14-26 リビングバイブル (JLB)

14. だが、わたしの名誉を守るために、またも思いとどまった。 エジプトから彼らを連れ出すのを見ていた国々の民に、めんどうを見きれなくなって滅ぼしたのだ、と言わせないためだ。 

15. そこでわたしは、一度は与えようと思った世界一すばらしい地、乳と蜜の流れる地に導き入れないことにした、と断言した。 

16. わたしのおきてを鼻であしらい、わたしの願いを無視し、安息日を守らなかった報いだ。要するに、彼らの心は偶像に引き寄せられていたのだ。 

17. それでも、わたしは彼らを惜しんで、荒野で滅ぼすことはしなかった。

18. わたしは彼らの子供たちにこう警告した。 『親の二の舞を演じるな。 偶像礼拝で身を汚すな。 

19. わたしこそ、おまえたちの神だ。わたしのおきてを守り、わたしの命令に従え。 

20. 安息日を特別な日として、身も心もきよく過ごせ。 その日は、わたしがおまえたちの神であることを思い起こさせるために、わたしたちの間に立てた契約のしるしなのだ。』

21. それなのに、子供たちもまた、わたしに逆らった。 わたしのおきてを守るなら、正しく生きることができるのに、それを拒んだ。安息日も汚した。 そこで、こう言ってやった。 『もう我慢がならん。 今すぐ、この荒野で、おまえたちに憤りをぶちまける。』

22. それでも、わたしは罰せずにおいた。 エジプトから彼らを連れ出したわたしの力を見た国々の中で、わたしの名が傷つけられないためだ。 

23-24. だが、彼らが荒野にいた時、はっきり言い渡した。 わたしのおきてを守らず、それをあざ笑うかのように安息日を破り、父たちが拝んだ偶像を慕ったので、地の果てにまで彼らを散らす、と。 

25. わたしは、彼らがくだらない習慣や法律を取り入れるのを見ても、好きなようにさせておいた。 そんなものを守っても、いのちを得ることなんかできない。 

26. わたしは彼らに、自分のやっていることがどんなに恐ろしいことか、また、わたしだけが神であることに気づいてほしいと思い、わたしが与えた良いもので、彼らがわれとわが身を汚すままにさせたのだ。 彼らは、最初に生まれた子供を偶像にささげて、焼き殺したのだ。

エゼキエル書 20