エステル記 9:1-2-5 リビングバイブル (JLB)

1-2. いよいよ運命の日、二月二十八日がきました。 王の二つの勅令が発効する日です。 この日、ユダヤ人を血祭りにあげようと意気込んでいた敵の立場は、全く逆転してしまいました。 ユダヤ人は自衛のために、全国各地の町々に結集しました。 ところが、あえて手出しする者は一人もありません。 全国民がユダヤ人を恐れていたからです。 

3. 諸州の指導者層である総督、役人、従臣たちはみな、モルデカイを恐れていたので、進んでユダヤ人に手を貸してくれました。 

4. 今やモルデカイは、宮中で飛ぶ鳥を落とす勢いであり、その名声は津々浦々に鳴り響き、しかもますます勢力を伸ばしていたのです。

5.  ユダヤ人は、決起の日がくるといっせいに行動を起こし、片っぱしから敵をなぎ倒しました。 

24-25. ハマンがユダヤ人殺しの日を、さいころを投げて決めたこと、さらに、事の次第が明らかになった時、ハマンの陰謀はついえ去り、王命によって、自ら作った絞首台の露と消えたこと、息子たちもまた、さらし者となったことの記念日としたのです。 

29-31. 一方、王妃エステルは、プリムの祭りの制定についてモルデカイを支持するとの手紙を送りました。 そのほかにも、百二十七州のユダヤ人を励ます善意に満ちた手紙を、モルデカイと王妃エステルの連名で出しました。 ユダヤ人は進んで、この、国をあげての断食と祈りの日を記念することに決めました。 

エステル記 9