エステル記 1:9-19 リビングバイブル (JLB)

9.  同じころ、王妃ワシュティも、王宮の婦人たちを集めてパーティーを開いていました。

10.  さて、最後の七日目のことです。 かなり酒のまわった王はつい調子に乗り、王の後宮に仕えるメフマン、ビゼタ、ハルボナ、ビグタ、アバグタ、ゼタル、カルカスら七人の役人を呼びつけ、 

11. 王妃ワシュティに王冠をかぶらせ、連れて来るようにと命じました。 絶世の美人である彼女の美しさを、並み居る人たちに見せたかったのです。

12. 彼らがその旨を伝えたところ、王命にもかかわらず、王妃は言うことを聞こうとしません。 王はかんかんに腹を立てましたが、 

16.  メムカンが一同を代表して答えました。 「陛下、王妃は、陛下ばかりか、役人や全国民にまで悪い手本を残しました。 

17. と申しますのも、これをいいことに、女どもはだれもかれも王妃のまねをして、夫に逆らうに違いないからです。 

18. 今晩にも、国中の役人の夫人連中は、われわれ亭主族に口答えするに決まっております。 そうなれば、陛下、領地内はくまなく軽べつや怒りであふれ返りますぞ。 

19. もしよろしければ、勅令を出し、絶対不変のメディヤとペルシヤの法律で、ワシュティ王妃を永久に追放し、代わりにもっとふさわしい王妃を選ぶとご宣言ください。 

エステル記 1